成形の仕事は「製品設計書通りに製品を作る」ことです。機械に金型や材料をセッティングし、必要な情報を入力する業務と言えば、簡単に思うかもしれません。ですが、使用している材料の性質上、気温や湿度によって製品の仕上がりが微妙に変わることがあります。どんな条件下においても、コストや納期を考慮しながら、金型通りにきちんと生産できる調整力を身に付けていきたいです。
前職は電気工事関係でした。モノ作りに興味があったことと、製品の仕上がりの結果がすぐにわかるのが面白いなと思ったことが、入社のきっかけです。仕事を覚えるために自発的に学ぶ姿勢があれば、若手でも未経験者でもどんどん挑戦できる環境があります。1年目は仕事を覚えることで大変でしたが、2年目以降は任されることも増えてきて、仕事の面白さを、モノ作りの楽しさを日々感じています。
仕事が忙しい時でも、できる限りプライベートは充実させたいと思っています。仕事とプライベートを両立させるためには、効率の良い仕事の進め方や環境を整えていく必要があると考えています。ゆっくり休みが取れるようになったら、オーストラリアに行ってみたいです。あの広大な大地や自然から生まれたさまざまな文化に触れてみたいなと、考えています。
「品質管理は製品を世に出す前の最後の砦」と入社した頃、社長から声をかけていただいたことがあります。製品検査は1/100の世界です。細かい数字ですが、このサイズでも誤差があれば品質不良につながります。きちんと効果を発揮する製品をお客様に届けるためにも、仕上がりに徹底的にこだわり、妥協は一切許さない。そう決めて日々仕事に取り組んでいます。
検査製品は多い日で20種類くらい測定し、何か異常があれば、他のスタッフにも計測を依頼し、確認してもらいます。検査には、人間の考える力が必要だと思っています。「なぜ誤差が生まれるのか」という問いに対して、どう考えて改善すべきかを部署内で話し合ったり、成形課と意見を戦わせながら答えを見つけることができるからです。現状に満足せず、品管全体のレベルをいかに高めていくか。それが今の私のやりがいですね。
平日は仕事で顕微鏡を、休日は今凝っているカメラのファインダーをのぞいています。私自身の結婚や弟の結婚式のために、思い切って一眼レフのカメラを購入しました。もともとカメラに興味があったので、だいぶハマっていますね。カメラを持って奥さんと一緒に風景を撮りに行ったりなどして、オフの時間を楽しんでいます。
入社して以来、金型部門で製品を成形する金型製造に携わっています。また、最近配属されたメンバーの育成も担当しています。未経験者にとっては、金型の設計図も機械も専門用語も初めて見聞きするものばかりです。金型の製作は工程数も多くかつ複雑で、たくさんのスタッフが関わっています。私も未経験者だったので、最初が肝心なことは十分理解しています。一つ一つの作業内容をきちんと理解して実践できるように、教え方を工夫するなど心がけています。
「金型は成形品のでき具合の80~90%を左右する」と言われたことがあります。3D-CADを駆使して設計した金型が図面通り作られているかは、成形の現場スタッフが金型をセットして機械を動かしてみるまではわかりません。ただ、完成までの段階をしっかり理解できていれば、エラーが発生した場合でも、視点を変えて調整することができます。設計図通りに製品を量産できた時が、金型製造のゴール。成形の現場で自分が設計した金型がキレイに閉じた瞬間の達成感は、何にも代えがたいですね。
新人時代の会社の飲み会で意気投合してからの付き合いになる、他部署の仲間がいます。気心知れた関係でありながら、お互い切磋琢磨し合える仲間ができたことは本当に良かったですね。会社内では、自分は西武ライオンズの大ファンとして知られていて、休日は会社のファン仲間と妻(ベイスターズファン)と一緒に、試合観戦に行ったりもしています。
私が所属している管理課は、製品の受発注や納品に関わることから経理業務等を担当しています。しっかりと話を聞いてもらえる上司や先輩が多く、質問や相談も気軽にでき、新人でも新しいことを提案できる懐深さもあって、本当に働きやすいと感じています。入社前の事務業務のイメージは、黙々と作業をこなす仕事だと思っていましたが、当社は明るく落ち着いた雰囲気で、コミュニケーションも多いと思います。
じつは前職のアパレル時代に、商品の販売準備に必要な情報が滞り、仕事に支障をきたした経験があります。その時に営業をサポートする営業事務の存在を知り、面白そうな仕事だなと思いました。会社の現場はまだアナログなことも多いため、現場を見に行ったり、直接話を聞いたりしながら、ミスなくストレスもない働きやすい環境づくりのお手伝いができればと、日々社内を歩き回っています。
工場というと、専門の仕事をひたすら流れ作業している、どこか閉鎖的な印象がありました。しかし当社は、部署同士が相談しながら作業を進めていくことが多く、とくに私の管理課は、仕上課に助けてもらうことが多くて本当に頼りにしています。管理部のメンバーにいたっては、みんなで食事に行くこともあり、毎回頬の筋肉が痛くなるほど笑っています(笑)。